2016.09.26(月)
3度目の横歩取りに 羽生防衛か、木村奪取か、王位戦最終局
将棋の羽生善治王位(45)=王座・棋聖=に木村一基八段(43)が挑戦している第57期王位戦7番勝負(北海道新聞社主催)の第7局が26日午前9時から、神奈川県秦野(はだの)市の鶴巻温泉「陣屋」で始まった。
羽生が6連覇を成し遂げるか、木村が悲願の初タイトルを獲得するか、注目の一局。両者は一昨年も王位戦で対戦し、その時は羽生が防衛している。王位戦が最終局までもつれこむのは5年ぶりだ。振り駒で羽生が先手番となり、立会人の田中寅彦九段の合図で、初手を7六歩と指した。
1918年、三井財閥の御寮平塚園が創設され、後年旅館として営業を始めたのが陣屋の礎となっている。松風の間は明治天皇をお泊めする為、黒田藩主が大磯に建てものを移築したお部屋で、欄間には桐や菊が施されており、今も数々の将棋・囲碁の名勝負が行われております。
序盤は第1、3局と同じような流れで進んだ。羽生の3四飛(15手目)で今期3度目の横歩取りとなり、木村は5二玉(22手目)、羽生は5八玉(23手目)と互いに「中住まい」に構えた。副立会人の松尾歩八段は「最終局は木村さんがじっくりとした作戦をとると思ったが、激しい戦いになる可能性もある横歩取りへ積極的に誘導した形だ」と語った。持ち時間は各8時間。初日は午後6時で指し掛け、手番が封じる。2日目の27日は午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。
棋士に封じ手予想を聞きました。田中寅九段と村田顕五段は▲5五角、松尾八段は▲8六角を予想しています。
「封じ手は▲5五角と予想します。不安定なようですが、△同角▲同飛のあとに▲3五飛が金取りになるので飛車を追われにくいだろうと思います。2日目はどうなっても熱戦は間違いないでしょう。1日目は挑戦者の木村八段は持ち味とは逆の攻める進行になりました。そこからポイントを挙げてから受けに回って、自分らしい展開に持ち込めるかどうか注目しています」(田中寅九段)
「▲5五角が面白そうに見えてきました。△7五飛には▲3三角成があるので、ギリギリで先手の飛車が五段目で頑張れていますね。▲5五角にもし△8四飛と引いたりしていると、▲4六角と逃げておいて、先手の大駒の働きがよくなりそうです。▲6八角と▲8六角は考えられますが、△4四角と上がられてまた先手の方針が難しくなりそうなので、▲5五角を封じ手の予想とさせていただきます」(村田顕五段)
羽生善治王座に糸谷哲郎八段が挑戦する第64期王座戦五番勝負第2局が9月20日(火)に京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、後手の羽生王座が170手で糸谷八段を下し、2連勝。防衛にあと1勝としました。第3局は、10月4日(火)に山形県上山市「葉山館」で行われます。
☆直後の王位戦で羽生王位の疲れもピークに達していることと思う。名人位を失陥して以来、棋聖戦(永瀬拓矢六段)、王位戦とカド番に追い込まれての防衛戦である。しかし、まだ執念の集中力は衰えを知りません。王位戦も必ず勝利の女神に微笑まれることと信じている。いつまでも羽生さんの対局を見て居たいと思うからだ。
王位戦2日目
田中寅九段が封じ手を開封。指し手を読み上げる。注目の封じ手は▲5五角。控室でも予想された手だ。9時3分に対局が再開された。
(2日目、朝、羽生王位)
誕生日
羽生王位は本日、46歳の誕生日を迎えました。羽生王位が誕生日に対局するのは11回目。過去10局は9勝1敗、王位戦は初めてです。最近では2010年から4年連続で誕生日対局がありました。
副立会人の松尾八段は羽生や木村と研究会仲間。話を聞いた。
松尾八段「羽生王位、木村八段、村山慈明七段の4人で研究会をしています。研究会が始まったのは、私が20代前半で四段のころですから10年以上前になりますね。最初は村山七段ではなく、森下卓九段が入っていました。森下九段は理事選挙に出て忙しくなったため、村山七段に代わりました。
月に1回程度、総当たり形式で実戦をこなします。研究会のメンバーは全員居飛車党ですが、ときどき振り飛車にすることもあります。ですが、棋界の流行もあってか、最近はあまり見かけないですね。木村八段が挑戦者になったことで、しばらく研究会は開かれていません。」お互いに知り尽くしている仲間なので、腰が重い指し手が続きます。
2日目の昼食は両者とも「陣屋カレー」でした。ビーフカレーとシーフードカレーの2種類。後者は伊勢海老で出汁を取り、具材はあとから入れます。
「朗報」
18時45分、木村はお茶を飲んでから頭を下げた。報道陣が一斉に対局室に向かう。
羽生が4勝3敗で七番勝負を制して、王位6連覇を果たした。
おめでとう☆!!
木村八段の健闘が褒められる王位戦でした。!次の「王座戦」での糸谷挑戦者の熱戦もまじかです、楽しみが増えてありがたい話でございますね~。!
「速報」
オ3―4日(26日) 日本ハムが3連勝、マジック1
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◇阪神4―3ヤクルト
阪神が今季初の5連勝で4位に浮上。1点を追う八回、荒木と梅野の連続適時長短打で逆転した。ヤクルトはルーキが乱れ、5位転落。
患者中毒死
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連続殺人の可能性 混入タイミング、動機…多い謎 専門家「病院に不満の内部犯も」
将棋対局、スマホは禁中じ手? 不正行為防止へ規制検討
:http://www.asahi.com/articles/ASJ9V41M8J9VUCVL00R.html?iref=com_latestnews_01
将棋の羽生善治王位(45)=王座・棋聖=に木村一基八段(43)が挑戦している第57期王位戦7番勝負(北海道新聞社主催)の第7局が26日午前9時から、神奈川県秦野(はだの)市の鶴巻温泉「陣屋」で始まった。
羽生が6連覇を成し遂げるか、木村が悲願の初タイトルを獲得するか、注目の一局。両者は一昨年も王位戦で対戦し、その時は羽生が防衛している。王位戦が最終局までもつれこむのは5年ぶりだ。振り駒で羽生が先手番となり、立会人の田中寅彦九段の合図で、初手を7六歩と指した。
1918年、三井財閥の御寮平塚園が創設され、後年旅館として営業を始めたのが陣屋の礎となっている。松風の間は明治天皇をお泊めする為、黒田藩主が大磯に建てものを移築したお部屋で、欄間には桐や菊が施されており、今も数々の将棋・囲碁の名勝負が行われております。
序盤は第1、3局と同じような流れで進んだ。羽生の3四飛(15手目)で今期3度目の横歩取りとなり、木村は5二玉(22手目)、羽生は5八玉(23手目)と互いに「中住まい」に構えた。副立会人の松尾歩八段は「最終局は木村さんがじっくりとした作戦をとると思ったが、激しい戦いになる可能性もある横歩取りへ積極的に誘導した形だ」と語った。持ち時間は各8時間。初日は午後6時で指し掛け、手番が封じる。2日目の27日は午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。
棋士に封じ手予想を聞きました。田中寅九段と村田顕五段は▲5五角、松尾八段は▲8六角を予想しています。
「封じ手は▲5五角と予想します。不安定なようですが、△同角▲同飛のあとに▲3五飛が金取りになるので飛車を追われにくいだろうと思います。2日目はどうなっても熱戦は間違いないでしょう。1日目は挑戦者の木村八段は持ち味とは逆の攻める進行になりました。そこからポイントを挙げてから受けに回って、自分らしい展開に持ち込めるかどうか注目しています」(田中寅九段)
「▲5五角が面白そうに見えてきました。△7五飛には▲3三角成があるので、ギリギリで先手の飛車が五段目で頑張れていますね。▲5五角にもし△8四飛と引いたりしていると、▲4六角と逃げておいて、先手の大駒の働きがよくなりそうです。▲6八角と▲8六角は考えられますが、△4四角と上がられてまた先手の方針が難しくなりそうなので、▲5五角を封じ手の予想とさせていただきます」(村田顕五段)
羽生善治王座に糸谷哲郎八段が挑戦する第64期王座戦五番勝負第2局が9月20日(火)に京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、後手の羽生王座が170手で糸谷八段を下し、2連勝。防衛にあと1勝としました。第3局は、10月4日(火)に山形県上山市「葉山館」で行われます。
☆直後の王位戦で羽生王位の疲れもピークに達していることと思う。名人位を失陥して以来、棋聖戦(永瀬拓矢六段)、王位戦とカド番に追い込まれての防衛戦である。しかし、まだ執念の集中力は衰えを知りません。王位戦も必ず勝利の女神に微笑まれることと信じている。いつまでも羽生さんの対局を見て居たいと思うからだ。
王位戦2日目
田中寅九段が封じ手を開封。指し手を読み上げる。注目の封じ手は▲5五角。控室でも予想された手だ。9時3分に対局が再開された。
(2日目、朝、羽生王位)
誕生日
羽生王位は本日、46歳の誕生日を迎えました。羽生王位が誕生日に対局するのは11回目。過去10局は9勝1敗、王位戦は初めてです。最近では2010年から4年連続で誕生日対局がありました。
副立会人の松尾八段は羽生や木村と研究会仲間。話を聞いた。
松尾八段「羽生王位、木村八段、村山慈明七段の4人で研究会をしています。研究会が始まったのは、私が20代前半で四段のころですから10年以上前になりますね。最初は村山七段ではなく、森下卓九段が入っていました。森下九段は理事選挙に出て忙しくなったため、村山七段に代わりました。
月に1回程度、総当たり形式で実戦をこなします。研究会のメンバーは全員居飛車党ですが、ときどき振り飛車にすることもあります。ですが、棋界の流行もあってか、最近はあまり見かけないですね。木村八段が挑戦者になったことで、しばらく研究会は開かれていません。」お互いに知り尽くしている仲間なので、腰が重い指し手が続きます。
2日目の昼食は両者とも「陣屋カレー」でした。ビーフカレーとシーフードカレーの2種類。後者は伊勢海老で出汁を取り、具材はあとから入れます。
「朗報」
18時45分、木村はお茶を飲んでから頭を下げた。報道陣が一斉に対局室に向かう。
羽生が4勝3敗で七番勝負を制して、王位6連覇を果たした。
おめでとう☆!!
木村八段の健闘が褒められる王位戦でした。!次の「王座戦」での糸谷挑戦者の熱戦もまじかです、楽しみが増えてありがたい話でございますね~。!
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