2010.03.19(金)
久保棋王 、棋王戦でも角番を制す!
昨日、羽生名人から、王将位を奪って、気をよくしている、久保二冠王は、佐藤九段が挑戦する第35期棋王戦五番勝負第4局は3月19日に東京・将棋会館で行われた。これまで、佐藤の2勝1敗。棋王復帰にあと1勝としている。久保はカド番をしのげるか。過去の対戦成績は佐藤21勝、久保18勝。立会人は鈴木大介八段。結果は午後7時頃、久保棋王の勝と成って最後の、決戦に持ち込んだ。
解説者の、札幌出身の屋敷九段の話では「仕掛けた直後ぐらいは佐藤九段に不満なしと見ていましたが、その後目立った悪手もなく負けてしまったという感じがしました。この独特の大局観が今の久保棋王の強さだと思います。振り飛車党には参考にしたい手筋も多くでましたし、久保棋王にとっては会心譜だったのではないでしょうか。これでまたもやフルセットということで、本局以上の熱戦を期待しています」と感心していた。
佐藤九段と森内九段は現在「無官の帝王」である。羽生名人、森内(永世名人)と、同世代で、三羽烏といわれた「天才棋士」である。羽生さんが、一歩先んじて、頂点に立ちましたが、二人とも、遅咲きながら、名人、竜王と才能を発揮して、肩を並べました。佐藤九段は、私生活も、京都人らしく温厚で、ヴァイオリンの名手でもあり、棋士コンサートでも、披露しています。此処は、何とか、棋王位を獲得して欲しいと願っている。
タイトル・ホルダーともなると、皆、「用心棒と座頭市」のように、腕前は、紙一重なのです。だから見ていて血が騒ぐのです。
将棋の棋士が2009年に獲得した賞金・対局料のランキングベスト20を日本将棋連盟が発表した。
1位は羽生善治名人で、12年連続16回目。昨年、保持する名人、王座、棋聖、王将の4タイトルを防衛し、NHK杯戦でも優勝したことで、他のタイトル保持者を引き離した。初タイトルを獲得した久保利明棋王は8位から4位、第2回朝日杯将棋オープン戦で優勝した阿久津主税七段は17位から9位に上昇した。女流棋士では矢内理絵子女王が2年連続で1位になった(額は非公表)。
◇
■2009年獲得賞金・対局料20傑
(1)羽生善治名人 11278〈1〉
(2)渡辺 明竜王 5605〈2〉
(3)深浦康市王位 4864〈5〉
(4)久保利明棋王 3341〈8〉
(5)木村一基八段 2942〈6〉
(6)森内俊之九段 2728〈4〉
(7)佐藤康光九段 2688〈3〉
(8)郷田真隆九段 2632〈10〉
(9)阿久津主税七段 2570〈17〉
(10)山崎隆之七段 2271〈15〉
1位は羽生善治名人で、12年連続16回目。昨年、保持する名人、王座、棋聖、王将の4タイトルを防衛し、NHK杯戦でも優勝したことで、他のタイトル保持者を引き離した。初タイトルを獲得した久保利明棋王は8位から4位、第2回朝日杯将棋オープン戦で優勝した阿久津主税七段は17位から9位に上昇した。女流棋士では矢内理絵子女王が2年連続で1位になった(額は非公表)。
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■2009年獲得賞金・対局料20傑
(1)羽生善治名人 11278〈1〉
(2)渡辺 明竜王 5605〈2〉
(3)深浦康市王位 4864〈5〉
(4)久保利明棋王 3341〈8〉
(5)木村一基八段 2942〈6〉
(6)森内俊之九段 2728〈4〉
(7)佐藤康光九段 2688〈3〉
(8)郷田真隆九段 2632〈10〉
(9)阿久津主税七段 2570〈17〉
(10)山崎隆之七段 2271〈15〉