桜桃忌、何故今なお人気か?
、三鷹の禅林寺境内の、太宰治の墓〈友人の、亀井勝一郎の追悼文が書かれている


太宰治の墓、 斜め後ろに、森鴎外の墓がある。

ちょうど太宰の命日に、胃腸のカメラで検査入院していたら、新聞に、一切桜桃忌の記事がなくおかしいなと思っていた。秋葉原殺傷事件記事で一杯だからか、太宰の暗い文学は、この時期に、不適だからかと勝手に思いこんでいた、帰宅して他紙を見たら、写真入で報道されていた。私事ながら、私の検査は悪性ではなくほっとした。
太宰が、富栄と入水自殺してから速くも、60年が経た。来年が、生誕100年になる。
放蕩時代の友人今官一が[桜桃]から懐けたのが桜桃忌の起源だ。
その一節に下記の文がある。
「お父さんはお鼻にいちばん汗をおかきになるようね。いつも、せわしくお鼻を拭いていらっしゃる。」
「それじゃ、お前はどこだ。内股かね?」
「お上品なお父さんですこと。」
「いや、何もお前、医学的な話じゃないか。上品も下品もない。」
「私はね、」
と母は少しまじめな顔になり、
「この、お乳とお乳のあいだに、・・・・涙の谷、・・・・」
涙の谷。
父は黙して、食事をつづけた。
〈父は太宰、母は妻の、美知子さん)
このように太宰は、暗いイメージとは反対に、実に、ユーモアがあり、人を笑わせることが得意な面があった。所謂[奉仕の精神]、と言う奴だ。道化がうまい人でも在った。
次回に続く


太宰治の墓、 斜め後ろに、森鴎外の墓がある。

ちょうど太宰の命日に、胃腸のカメラで検査入院していたら、新聞に、一切桜桃忌の記事がなくおかしいなと思っていた。秋葉原殺傷事件記事で一杯だからか、太宰の暗い文学は、この時期に、不適だからかと勝手に思いこんでいた、帰宅して他紙を見たら、写真入で報道されていた。私事ながら、私の検査は悪性ではなくほっとした。
太宰が、富栄と入水自殺してから速くも、60年が経た。来年が、生誕100年になる。
放蕩時代の友人今官一が[桜桃]から懐けたのが桜桃忌の起源だ。
その一節に下記の文がある。
「お父さんはお鼻にいちばん汗をおかきになるようね。いつも、せわしくお鼻を拭いていらっしゃる。」
「それじゃ、お前はどこだ。内股かね?」
「お上品なお父さんですこと。」
「いや、何もお前、医学的な話じゃないか。上品も下品もない。」
「私はね、」
と母は少しまじめな顔になり、
「この、お乳とお乳のあいだに、・・・・涙の谷、・・・・」
涙の谷。
父は黙して、食事をつづけた。
〈父は太宰、母は妻の、美知子さん)
このように太宰は、暗いイメージとは反対に、実に、ユーモアがあり、人を笑わせることが得意な面があった。所謂[奉仕の精神]、と言う奴だ。道化がうまい人でも在った。
次回に続く
コメント
chaさんへ!
私は、たまたまNHKで桜桃忌のニュースを見ました。
50〜70代?の男の方が、お墓参りのインタビューに答えていました。
何となく鷹虎さんが思い浮かびましたが、(年齢じゃありませんのであしからず)太宰治の作品は何作品か読みましたが、私にはちょっときついかも(心理面の苦悩が)(笑)って思いました。
漫画が好きなのかなって思うようなことも有って、たしかにユーモア(悲哀感も)が有りますよね。
50〜70代?の男の方が、お墓参りのインタビューに答えていました。
何となく鷹虎さんが思い浮かびましたが、(年齢じゃありませんのであしからず)太宰治の作品は何作品か読みましたが、私にはちょっときついかも(心理面の苦悩が)(笑)って思いました。
漫画が好きなのかなって思うようなことも有って、たしかにユーモア(悲哀感も)が有りますよね。
コメントの投稿


恨まれてもやむを得ない行為をしているのに、人気があるのは、人間でなく、作品かもね。マー気の弱い善人とみることもできます。
ただ作品は、面白く、一度は読まれる本だと思います。
「毒は毒をもって制す」の気持ちが必要かもしれません。ユーモアもありますね。文体が、解り易いですから、親しみはあると思います。
コメントありがとう!