2007.12.20(木)
男と女の愛
愛のドラマは,哀しく,傷つき苦悩と不安が付きまとう。だが、愛はそれ以上の魅力があるから、男も女も情熱を注ぐ。今回の、佐世保銃乱射事件は、「愛」以前の問題だ。一方的横恋慕(片思い)であり殺害された、倉本さんには、誠に気の毒であり、防ぎようがない。男の愛は余り執念がなく、論理的に解決するものと思っていた。馬込容疑者の場合子供の時、(挫折)(屈辱)を経験しないで(大人)に為り、迷いすらなく、「怨み。敵意。怨念」だけが先行している様にも思える。まるでイラクの自爆攻撃に似ている。しかも友人まで殺害して(嫉妬)むき出しで、凡そ、男の風上にも置けぬ。我が侭な人間ほど世の中を害するものはない。銃のことばかり、いっているが、凶器は他にも一杯ある。だが、都市で猟銃は余り必要でないのでは、と思う。この機会に凶器全般の規制は考慮すべきだ。再発することが、特に心配だ。警察の対応が、どうもおかしいと思う。検挙率も含め警察の権威を高めるべく猛省を促したい。
「今の世代に最もかけているものは「屈辱感に耐える」訓練である。この訓練が行われないで、そのまま社会から大人扱いされると、おのれのすることは全て正しいと思うようになる」遠藤周作「勇気ある言葉」
「今の世代に最もかけているものは「屈辱感に耐える」訓練である。この訓練が行われないで、そのまま社会から大人扱いされると、おのれのすることは全て正しいと思うようになる」遠藤周作「勇気ある言葉」