2007.11.13(火)
鉄腕稲尾ご逝去を悼む

豊田泰光氏と稲尾投手と三原脩監督、1958年日本シリーズ優勝を祝して
(神様、仏様、稲尾様)の流行語を生んだ元西鉄(現西武)の稲尾和久(71)
さんが逝った。謹んで哀悼の意を表します。
子供の時青バットの天才ホームラン王(大下弘)(旧東急)のフアンであったが、西鉄に移籍したので西鉄フアンになった経緯がある。抜群の体力と針の穴を通すコントロールで防御率も1点台で日本記録の年間勝利数42(スタルヒンも同数)がその偉大さを物語っている。特に印象に残っているのが、1958年日本シリーズで巨人に3連敗し稲尾が4連投の離れ業で4勝3敗で逆転勝利、したことだ。当時の人は忘れもしない思い出だと思う。結局56-58年は巨人に3連勝西鉄黄金時代を構築した。正に鉄人であった。おそらくスタルヒン、金田、稲尾の3人が野球界投手部門の偉人と言える。(戦前の沢村は別として)最近有名人の方がなぜか早く逝ってしまうのは誠に寂しい限りです。野球界の損失であり、天才短命を恨めしく思う。当時の映画「めぐり逢い」をたまたま再見しドンフアンの男が真実の愛に目覚めていく姿に感動したが相手の女性の指揮で歌う聖歌の一節に空の上の(明日の地)に平安があると言う意味の言葉に、鉄人稲尾さんも空の上から何時までも笑って我々を見守ってくれることだろうと、謹んで合掌した.