2015.04.28(火)

当時の北海道大学

昭和11年(1936)年、北海道で開催された陸軍特別大演習では、弘前の第八師団が南軍として、旭川の第七師団が北軍として演習を行いました。この際、現在の北海道大学農学部に大本営が置かれました。この演習は、満州事変後の戦火拡大に伴う国威高揚の国家イベントであり、中国とよく似た自然環境の北海道での演習は、翌年の盧溝橋事件に始まる日中戦争の足がかりになった演習であったとも言われています。(WP)

私の子供のときは天皇は現人神として崇め奉られていました。毎日朝の朝礼では御真影を仰ぎ最敬礼を致したものでした。私の田舎でも明治天皇御巡幸を記念して「御幸羊羹」が作られました。行進する七師団の戦車に憧れて大人になったら兵隊さんになり鬼畜米英を誓いました。しかし戦火は日増しに激しくなり、次兄は飛行予備学生として戦死し、親父の会社は統廃合され戦争のために一家は悲運の人生を歩まねばなりませんでした。
今上天皇も昭和天皇陛下によく似ていらして、戦争への強い懸念を抱いております。今上天皇も皇太子殿下として、戦後道内にも良くいらっしゃいまして私も身近に拝見いたし高貴であるも実に優しさが感じられたものでした。
天皇誕生日も今の陛下の誕生日に変わりましたが、私にとっては何時までも昭和天皇の誕生日が胸深くしみこんでいます。平和を願う象徴天皇として皇室の繁栄を心より願っているものです。
「二度と戦争はしない」と誓った日本人でしたが、今安倍政権によって再び戦争の響きが聞こえて来るようになりました。
過去の悲劇を思い出し現政権の進路は間違っていると思います。小さな火の粉のうちに国民こぞって消し止めなければと痛感致しました。
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