2015.02.14(土)



棋王戦 13年優勝の渡辺2冠
2007年朝日新聞主催で「朝日杯将棋オープン戦」が始まり初代に行方尚史八段が優勝して以来今年で、8回目の大会ですが、今日、羽生名人と渡辺2冠の間で決勝戦が行われ羽生名人が4度目の優勝を飾りました。昨年と同じ顔合わせで羽生名人は連覇ということになります。
持ち時間が40分と早指し戦ですので、感覚と直観力が求められます。羽生名人はオールランドプレーヤーですが、今日は先手での「中飛車戦法」は珍しい事ですが、中盤からのやや無理筋と思われる思い切った攻撃が見事功を奏し、いまや最大の好敵手の渡辺2冠を破りました。誠に鮮やかなものです。歴代勝利数でも、中原誠元名人の1308勝に並び第3位となりました。なお歴代一位は故大山 康晴 十五世名人の1433勝ですが対局数では史上最短の記録です。
「朝日杯将棋オープン戦」の規定では
全棋士、アマチュア10人、女流棋士6人によるトーナメントです。
1次予選から本戦まで全てがトーナメントで、決勝も1番勝負となります。優勝者が獲得する賞金は1,000万円です。
2月11日(水)に栃木県宇都宮市「宇都宮グランドホテル」で行われた第40期棋王戦五番勝負(渡辺明棋王 対 羽生善治名人)第1局は、渡辺棋王が先勝。第2局は2月21日(土)に石川県金沢市「北國新聞会館」で行われる。
勝ち進む羽生名人の日程はめまぐるしいほど多忙ですが「勝つことに必要以上にこだわらない」という勝負師の淡白さが故米永名人が唱えた「勝利の女神」に愛されるのでしょうねー。!
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