2013.08.26(月)




定年後、はじめて出来た友人が脳溢血で倒れた。先日まで元気であったが急なことであった。同年輩の急変ほど辛いものはない。話しても反応はない。無数の管に繋がれ生きている。現代長寿社会の一断面だと思った。
私は、無常に耐えて“今日一日の命”を強く生きようと友人の奇跡を信じ、自分に誓った。
▼今年5月に訪れた時は、まだ工事中で入浴できなかった。先日親戚3人でこの温泉に入るのは10年ぶりくらいだろうか昔の面影は一切消え綺麗にリニューアルされていた。
「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 」明治の初めに、鶴が水浴びをして傷を癒していたことから発見された。1902年(明治35年)開湯。安平町及び鶴の湯温泉の主張によれば、北海道では湯の川温泉に次いで2番目に長い歴史を持つとされる。しかし北海道にはそれ以前に開湯した温泉が複数あり、事実と反する。
(しかし、明治と言うからには道内でも相当古い事は間違いないと思う。)
旧早来町により温泉の再開発が計画されたが、町財政の悪化から2006年度以降へ先送りとされ、再開発計画が実質頓挫。早来町と追分町の合併問題の足枷の一部となっていた。 2008年12月環境総合大手の三友グループ(本社神奈川)に売却、温泉営業は継承された。施設を新築した後、2010年8月10日に営業再開したと言う事らしい。(WP)
元は横田さんと言うお方の所有地で個人経営をしていたのだが明治以来の建物でかなり古くなり個人で修理するには経費的に無理となり遂に売りに出したと言うのが事実らしい。
昨今の町営温泉もほとんど町財政の圧迫となり民間業者に運営を委託している現状である。この温泉も安平公営社と観光協会が運営に絡んでいると言う話も聞いたが良く分からなかった。
それにしても池の蓮の花の伸び過ぎには驚いた。温泉の正面から池の表面がよく見えないのである。気温の高さが原因かと聞いてみたが(昨年はもっと暑いのに普通だった、原因は分からない)と言う事でした。全てが異常気象か自然の変化かと思い愕然とした。





温泉はかすかに硫黄の臭いがし、やや熱く長湯は出来なかった。隣町の追分には「ふるさと健康の湯)もあり、宿泊施設もあるそうだ。野球場もある。しかし庁舎は早来にある。遠浅にはチーズの発祥と言われる雪印工場があり、
当時日高・胆振地方に配電したり電気器具を販売していた珍しい軟石造りの勇払電灯会社の建物も保存されていた。林業、牧畜で栄えた町と言う。
しかし、昨今の不況で商店街は「過疎の町」とありがたくない冠をいただいたそうだ。地方はどこも疲弊していることの証左でもあるだろう。
郵政改革で廃止の危機を免れたのも雪だるまの全国発送で有名になったお陰で「ゆきだるま郵便局」として残存しているのがせめてもの幸いである。
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池の左端にはアヒルが2羽と恋の餌やり場があり見事に肥えた緋鯉や眞鯉が沢山泳いでいたのは壮観であった。
遠くに見える鶴の姿は造形物です。
この採りたての鯉をレストランで刺身や汁物にするので新鮮で味も格別である。
メニューは鯉あらい●川魚●山菜料理●ジンギスカンである。
入湯料は500円、ただしシャンプーが無く50円であったのが難点である。一泊2食で6000~8000も普通の料金であろう。

夏祭りの花火
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