2013.05.22(水)



前夜祭の笑顔 笑い 苦悩
大分県日出町(ひじまち)の的山荘で21日から行われた、第71期名人戦七番勝負第4局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州通信ネットワーク協力、名人戦日出町実行委員会後援)は、22日午後7時5分、93手で森内俊之名人(42)が挑戦者の羽生善治王位(42)に勝ち、対戦成績を3勝1敗として3連覇通算8期へあと1勝に迫った。
序盤から意欲的な指し回しを見せた森内の作戦勝ち。(毎日)
羽生三冠は2連敗の後、見事な差し回しで1勝を返し大事な4局目であったが森内名人の意欲的作戦で手番が3手も遅れ初日封じ手の段階で苦しい局面を迎えた。
羽生三冠は他の棋戦でも圧倒的好成績を残し、依然棋界最高の棋士なのだが、こと、ビッグタイトルの名人戦と竜王戦ではここ数年勝った事が無い。対局が多く体力も疲労していて持ち時間が9時間という長時間の名人戦では精彩を欠き苦痛の表情を見せる場面が多くなった。
受ける立場の名人は十分な体力でこの一戦の研究に没頭でき優位な立場ではある。過去、子供の時からのライバルであるが、遅咲きの森内は羽生には全然歯がたたない時期があった。鉄板流とも言われ腰の重い重厚な受け将棋である。しかし、終に羽生に是で名人戦3連覇の目が出てきた。
将棋フアンとしては森内名人には悪いがなんとしても納得がいかないのである。
棋界最高の男、羽生善治が名人位に君臨していない事には、どうも様にならないのである。
スランプとは思うが気持を切り替えてこの後3連勝して昔の羽生マジックを発揮して一番似合う名人位についてもらいたいものである。

民主党憲法調査会(大畠章宏会長)は21日、役員会を開き、27日の政策調査会全国会議で示す夏の参院選マニフェスト(政権公約)のたたき台に、憲法改正要件を定めた96条の先行改正に反対する方針を盛り込むことで一致した。
先の衆院選で記録的大敗をして政権から突き落とされた民主党は依然として支持率は6%台と自民党の40%台に大きく水をさされている。
政権時に、小澤問題、消費増税と自らのエラーで解党的状態から脱し切れないでいる。
本来、国民の反対が多い「96条の改正」を争点にしているのだからそれなりの支持を得られる筈であるが一旦堕ちた深い穴から這い上がる気配は見られない。焦らず、遠い将来の勤労者の味方の政権を目指して地道な努力をするしかない。



日本維新会共同代表・橋下徹大阪市長の慰安婦問題発言が、日本国内のみならず、世界で波紋を起こしている。「慰安婦は、必要だった」「米軍は、風俗営業の活用を」との発言に、各方面からブーイングが沸き起こっている。この発言の波紋は、国内はもとより遠く海外まで波及している。
阿部首相は「阿部内閣自民党の立場とは全く違う発言」としており、民主党は「そうした発言は、外交上見逃すことはできない」(細野幹事長)と厳しく批判している。いずれも勝手な発言である。
こうした情勢に橋下市長は「慰安婦は許されることではない」「米軍の犯罪についてそれくらい真剣に考えてということだ」と発言が幾分トーンダウンしたものの、発言自体の撤回はしていない。石原共同代表は「橋下代表は侵略といっているが歴史を確り勉強せよ・・あれは侵略ではない」
という始末でどちらも歴史認識、人権に触れたとんでもない発言である。
「みんなの党」は選挙協力も解消した。民主党との共闘もしないという。共に支持率は下がり
自動的に自公の参議院戦の勝利が転がり込んでくる状態である。
しかし、自公と維新、みんな、で議席の3分の2を獲得して「96条改正」を目論んでいた事は
皮肉にも果たせないのではと自民党の幹部が複雑な心配をしているのはお笑いである。
有権者はこのことを真剣に考え過半数さえ与えないように賢明な判断をするべきである。
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