2013.01.21(月)

愈々、肩の痛みも回復せず最近は出来る限り温泉療法を行っています。先日空知郡南幌町の「温泉ハート&ハート」に行く途中に思わぬ光景に出会いました。最初は海かと思いましたが、広大な田畑に積もった雪でした。
雪の海原とでも形容すれば良いのか、素晴らしい雪原でした。
なんぽろ温泉は町営温泉で一時は道内有数の入浴者数で大混雑でしたが、現在は【 アンビックスグループ 】 株式会社アンビックス (小樽朝里温泉のホテルクラッセ関連施設)の経営と聞きます。
各地の銭湯、公営日帰り温泉も大型の「スーパー温泉」や岩盤浴施設などの「その他浴場」が増え苦戦しています。同温泉も含め市町村の温泉事業会計が赤字と成り「財政健全化の流れの中、官で行う意義も薄れてきた」というのが理由らしい。
札幌市でも銭湯の廃業が著しく、自宅に風呂が無い人達の「入浴難民」化も指摘されています。車の無い高齢者は「日帰り温泉」にも行かれないのである。
経営者は燃料の重油の高騰、デイサービスの普及,人口の減少なども理由に挙げ「老朽化した施設の改修費、客離れで将来に見通しがたたず。子供に借金を残さないためにも早く閉鎖する」という話をする人もいるらしい。
しかし、公衆浴場は公衆衛生上も必要なもので道も補助金制度も設けているがそれだけではやっていけないのが実情なのです。
「入浴する楽しみのほかに、一人暮らしの人達の大事な交流の場所」である安くて近い、公衆浴場の存立に自治体の格別な配慮が求められると痛感した次第です。
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