2012.12.21(金)

保守系朴氏は、韓国初の女性大統領となる。22歳のとき両親を銃弾で失い6年前の野党党首の時には自ら右頬に深い裂傷を負い政治家への天命を知ったようである。
思えば戦後、北海道もソ連に占領されるのではと恐怖におののいた。その可能性はゼロではなかったのである。朝鮮は不幸にも北と南に分割され親兄弟も別れ別れになった。おまけに1950年朝鮮動乱で国民同士が殺し合い激しい憎しみをもたらした。
戦勝国の領土の奪い合いの結果は両国の計り知れない悲しみである。しかし中・露と国境を接している北朝鮮は米国との緩衝地帯ともなっているのは皮肉な運命であると思う。
統一すれば米軍と身近に接する中国に取り脅威と成り歓迎できない経緯がある。北との融和政策が中々進まない一つの原因と思えて仕方がない。
朴槿恵氏も対決路線と、融和路線の中間を行くと言明している。北朝鮮が先に、打ち上げた弾道ミサイルの成功にも一部韓国内で「同じ民族が頭脳のよさを見せた」と偽らざる心情を吐露している。
世界各地の紛争には必ず、米・中・露の大国が絡み他国の民族の悲劇をもたらしています。
日韓も竹島問題で厳しい関係にある。安倍総裁は2月22日を「竹島の日」として政府主催の式典にすると言明していたが見送る事とした。公約違反とも言えるが当然であると思う。日中韓は東アジアの大事な同胞である。
朴槿恵氏も安倍総裁も強い愛国者と聞く、領土問題は簡単には解決しないであろうが政治と、経済、文化を別に考え、米国には遠慮する事無く独自路線で両国の国民交流に全力で努力してほしいものと思った次第!
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