2012.11.26(月)
昨日風邪をこじらせて多くのご訪問者や拍手、応援を頂いたにもかかわらず、ご返礼もできず大変恐縮でございました。点滴療法でかなり回復いたしました。感謝申し上げいたします。
今朝のコメントで「次の一手」をテーマにされた目指すもの・・・その先には・・・!?~for it (kaboとakiさん)に触発されて「囲碁」の記事を紹介し、少しく、政治を考えたいと思いました。
井山5冠はもちろん天才の一人ですが、幼少の頃から熱心な勉強家で一見顔は柔和ですが囲碁は強手の連発で「出世するには東京で・・」という周囲の勧めにも耳を貸さず、ひたすら「関西棋院」の発展のためと、次々とタイトル獲得の最年少記録を打ち立てました。カリスマ性はありませんが実直な努力家なのです。
囲碁は創造力を養い、発想を柔軟にし、集中力と感情をコントロールし人格を高める文化だと思います。
碁盤は、まるで宇宙のように広く、変化は無限で神秘的とさえ思われます。そこで古来からの「定石」が生まれ今でも技術の基本となっています。しかし「定石」だけにこだわり、新しい布石を研究しなければ国際的に通用しなくなってきます。定石と新定石とのバランスが求められています。中・韓と強豪国は次々と新定石を考案し、日本棋士は勝てなくなりました。唯一、井山5冠は通用する棋士です。
最近、政治の世界も、愛国心を謳う右寄りな風潮が多いですが如何にも「定石」のごとく、保守的に思います。
保守は伝統を守るという正論でもありますがいささか、排他的になり発展に欠けるきらいがあります。
囲碁でも、勝つためには相手が何を狙っているかを的確に理解し「次の一手」を考え、また「三手先」を読むのです。局部の勝負より全体の有利さを考える「大局観」が特に大切なのです。
時には、「捨石」を打つこともありますがこれは見殺しにするのではなく「捨石」を全体のために活かすことなのです。このように、国を思うとき、目先の利益だけでなく確かなヴィジョンを持ち、先を読む「大局観」と「バランス感覚」が必要だと思います。そうして常に「革新」の気風が大事に思うのです。政治には、カリスマは無用で国を思う清潔な実直な志士が今ほど求められる時代はないと思います。
国民全体が幸せになることと、囲碁の「勝負の大局観」は実によく似ていると感じた次第です。
張栩王座に井山裕太本因坊が挑戦する第60期王座戦挑戦手合五番勝負【日本経済新聞社主催】第3局が22日に兵庫県「ホテルオークラ神戸」でおこなわれた。結果は井山が白番中押し勝ちをおさめシリーズ成績3勝0敗で王座奪取となった。井山は本因坊、天元、碁聖、十段とあわせて5冠を達成。張の王座5連覇は成らなかった。
5冠達成は張が2009年4月に達成したのに続き史上二人目。年齢は張の29歳2ヵ月を大幅に更新する23歳5ヵ月で達成した。 井山は13年1月17日開幕の棋聖戦でも挑戦者となっている。進行中の天元戦と合わせ史上初の6冠同時制覇に希望が膨らむ。また、棋聖を取れば全タイトルを一度は経験する、二十五世本因坊治勲、張に次ぐ史上3人目の「7冠グランドスラム」となる。
井山は東大阪市出身で、02年にプロ入り。05年に阿含・桐山杯で優勝するなど、数々の史上最年少記録を打ち立ててきた。タイトル獲得・優勝回数は14回。今年はこの勝利で、60戦48勝と勝率を8割とした。残る7大タイトルの名人は現在、山下敬吾九段(34)が保持している。
22日の対局後、井山は5冠について「もちろんうれしいですが、信じられない気持ちの方が強いです。(碁の)内容が伴っているとは思えず、もっと少しでも強くなりたい」と話した。
☆応援宜しくね^^☆


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今朝のコメントで「次の一手」をテーマにされた目指すもの・・・その先には・・・!?~for it (kaboとakiさん)に触発されて「囲碁」の記事を紹介し、少しく、政治を考えたいと思いました。
井山5冠はもちろん天才の一人ですが、幼少の頃から熱心な勉強家で一見顔は柔和ですが囲碁は強手の連発で「出世するには東京で・・」という周囲の勧めにも耳を貸さず、ひたすら「関西棋院」の発展のためと、次々とタイトル獲得の最年少記録を打ち立てました。カリスマ性はありませんが実直な努力家なのです。
囲碁は創造力を養い、発想を柔軟にし、集中力と感情をコントロールし人格を高める文化だと思います。
碁盤は、まるで宇宙のように広く、変化は無限で神秘的とさえ思われます。そこで古来からの「定石」が生まれ今でも技術の基本となっています。しかし「定石」だけにこだわり、新しい布石を研究しなければ国際的に通用しなくなってきます。定石と新定石とのバランスが求められています。中・韓と強豪国は次々と新定石を考案し、日本棋士は勝てなくなりました。唯一、井山5冠は通用する棋士です。
最近、政治の世界も、愛国心を謳う右寄りな風潮が多いですが如何にも「定石」のごとく、保守的に思います。
保守は伝統を守るという正論でもありますがいささか、排他的になり発展に欠けるきらいがあります。
囲碁でも、勝つためには相手が何を狙っているかを的確に理解し「次の一手」を考え、また「三手先」を読むのです。局部の勝負より全体の有利さを考える「大局観」が特に大切なのです。
時には、「捨石」を打つこともありますがこれは見殺しにするのではなく「捨石」を全体のために活かすことなのです。このように、国を思うとき、目先の利益だけでなく確かなヴィジョンを持ち、先を読む「大局観」と「バランス感覚」が必要だと思います。そうして常に「革新」の気風が大事に思うのです。政治には、カリスマは無用で国を思う清潔な実直な志士が今ほど求められる時代はないと思います。
国民全体が幸せになることと、囲碁の「勝負の大局観」は実によく似ていると感じた次第です。

5冠達成は張が2009年4月に達成したのに続き史上二人目。年齢は張の29歳2ヵ月を大幅に更新する23歳5ヵ月で達成した。 井山は13年1月17日開幕の棋聖戦でも挑戦者となっている。進行中の天元戦と合わせ史上初の6冠同時制覇に希望が膨らむ。また、棋聖を取れば全タイトルを一度は経験する、二十五世本因坊治勲、張に次ぐ史上3人目の「7冠グランドスラム」となる。
井山は東大阪市出身で、02年にプロ入り。05年に阿含・桐山杯で優勝するなど、数々の史上最年少記録を打ち立ててきた。タイトル獲得・優勝回数は14回。今年はこの勝利で、60戦48勝と勝率を8割とした。残る7大タイトルの名人は現在、山下敬吾九段(34)が保持している。
22日の対局後、井山は5冠について「もちろんうれしいですが、信じられない気持ちの方が強いです。(碁の)内容が伴っているとは思えず、もっと少しでも強くなりたい」と話した。
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