2010.02.04(木)




新理事に決まった貴乃花親方。 記者会見で退職意向を撤回することを表明する安治川親方、右は友綱理事=3日午後21時
暫くマスコミから離れていたら、また朝青龍の、場所中の傷害事件があったようだ。
またか!という思いですねー。今回は、場所中の傷害事件であり、「示談」していても、親告罪でないので、「被害届け」を出さなくとも、起訴もできるわけで、相当きつい処分を覚悟しなければならないでしょう。と思いきや、最新ニュースによると臨時理事会も10日に延期され、なにやら、協会も、大きな騒ぎにしたくないようだ。朝青龍と被害者が「示談」したとか、今後も、「被害届け」は出さない約束をして、1500万円を出したとか出さないとか、訳が分からないのです。
外部役員で元警視総監の吉野準監事によれば、近日中に臨時理事会を招集して処分を検討する可能性があると強い態度であったが、これも、なにやら尻すぼみということだ。結局いつものとおりの、曖昧模糊とした結果になるでしょう。
この度の理事選挙の結果には驚きました。貴乃花親方は相当以前から根回しをしていたのでしょう。それでなければ、立場が悪くなりますものねー。彼も中々のやり手になったものです。立浪部屋から2名、二所の関部屋から1名の造反者が出たことになるらしい。無記名投票で、感心していたが、二所一門会の「犯人探し」で追求され安治川親方が名乗り出たらしい。そして協会に退職願を出したが、一門の慰留を受けて、退職をあっさり撤回したそうだ。何か歯切れの悪い結末ですねー。
臨時理事会の開催について、武蔵川新理事長は「(師匠の)高砂親方が事実関係を調べている。その報告を聞くことになる」と話した。問題は高砂親方が一番悪いと思いますねー。前回から何を指導していたのか分かりません。内館さん(退任)は「協会に対応が甘すぎると申し上げた」ときっぱり。過去にも本場所直前のゴルフなどで注意されたことがあり、「(例えるなら)執行猶予中に繰り返して厳重注意で済んでいるのはおかしい。他の委員からも『次に問題を起こしたら引退勧告すべきだ』との意見が出た。理事長以下、協会の幹部は無言でしたけど」と批判した。協会の態度も、生ぬるく批判されても仕方がない。前回、「品格」で騒いだいきさつから見れば、協会も毅然とした、態度で臨むべきと思う。引退勧告を出すくらいが必要だ。少なくとも、「無期限出場停止」が適当だと思う。師匠の高砂親方も、師匠の資格がないと思う。
貴乃花理事一人では、何もできないであろうが、賛同者を集めて改革派としての、意気込みを見せるべきであろう。協会は難題を多く抱えていて透明性の有る改革をしなければ、世論は許さないであろう。 ≪平成の大横綱は事件をうやむやにしない。“改革”を掲げ、大逆転で新理事に就任した貴乃花親方(37)=元横綱=が2日、理事就任後初めて朝青龍の暴行問題について言及し、「(刑事事件になれば)今までよりも重く受け止めないといけない」と、朝青龍に厳しい処分が必要との考えを示した。≫
≪何度もとりざたされる朝青龍の“悪行”に貴乃花親方は、「力士は道のど真ん中で肩で風を切るのでなく、道の端を自然体で堂々と歩くべき」と朝青龍の姿勢に疑問を呈すると、「レストランで食事をしていても、周囲はすべて大相撲ファンだと思わないと」と、独特の言い回しで心構えを説いた。≫
≪この日は朝けいこの指導で弟子とともにしこを踏むなど、積極的に体も動かした貴乃花親方。暴行問題で相撲界は揺れに揺れているが、「真相を究明すべき。本当に何があったのか知る必要がある」と断言。“改革派”が相撲界の病巣に挑む。≫相撲界は危機である(にっかんスポーツ)
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