太宰治(4)



青森県屈指の大地主に生まれ、才にも恵まれながら、生涯4度の自殺未遂を起こし、絶望の、淵から、希望を謳いあげ、今でも若者に愛されている「太宰」は未完の青春文学の大家である。一部の「自ら招いた破滅型の私小説家で傲慢である」というのは当たらないと思う。
■彼ほど聖書を深く読んだ作家も珍しい。作品のいたるところに、聖句が引用されています。「汝隣人を愛せ」という祈りが彼の愛の表現形式を生んだと思う、又終戦直前に故郷に帰り、名作と言われた『津軽』の中の『惜別』の中に(僕は孔孟の「思想を軽んじていません、色々あるが、僕は、礼だと思う。愛の発想法です、人間の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといって好い、この表現の拙さが人間の不幸の源泉なのではあるまいか〉と書いている。
■実は太宰の最大のテーマは愛,即ち「正しい愛情」=母への優しい希求だったのかと思います。(母の優しさを求めて行動しても、見つからない、だからデカダンス(不良)に陥らざるを得なかったのです、その結果「苦悩」が起こったのです)この「不良」とは優しさの逆説なのです。世間でよく言われる人は悪人で、悪人といわれる人に善人がいるのだ、と戦後狸寝入りしている文化人を批判し、戦後民主主義を否定したわけです。「如是我聞」で志賀直哉に噛み付いたのも、「斜陽」のかず子にも言わせています。知識や威厳で仮面をかぶっているものに、対する、猛烈な抵抗を試みています。
■太宰は、政治、社会を対象とはせず、個人対個人の世界です。だから、自分の内面のいやらしさを告白して、一種のいやがらせ的な、抵抗もあると思う。自負と自嘲、裏切り、に対する罪悪j感、滅亡する地主の恐れ、(もう生きてはいけません〉といいながら『ヴィヨンの妻』で(あなた人非人でも好いじゃない)<妻美智子への謝罪か?>と言わせたり究極は、『人間失格』の最後に「私たちの、知っている葉ちゃんは、とても素直で、良く気がきいて、あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも・・・神様みたいないいでした」と自己弁護、否(聖化)さえしている矛盾も感じられます。
■現代の暗い世相に照らしても、(母の愛)は永遠なものでいくら、名家、金持ち、秀才でも家族愛、特に母親の愛がなければ、幸福な人生は送れないものだと痛感した。
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テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

「ものの哀れ」(徒然草〉に思う

  


「ものの哀れ」を感じる、季節になった。受験、転勤、の泣き笑い、春一番の怒りと共に・・・
高校入学時に、最初に接するのが、「徒然草」だ。
(折節のうつり變るこそ、物毎に哀れなれ。「ものの哀れは秋こそまされ」と、人毎にいふめれど、それも然るものにて、今一きは心もうきたつものは、春の景色にこそあめれ。 〉意味は良く分からなかったが、なんとなく無常観らしいものを感じたものだ。
「厭世思想によるもので遁世に先立って妻子のいた形跡もなく、兼好の生き方にはもともと超俗的なところがあったかと思われる」という先生の説明を裏覚えしている。。


 ■寂寥とした美しさを感じさせる季節は、秋を差し置いて他にない、確かにその通りだとも思えるのだが、春の風景こそが一際心嬉しいものであろう。鳥の啼く声、陽射しの中で草が芽を出しはじめる。そして春も深まり桜も次第に開きはじめようとする頃から風雨が続く。あっという間に花が散り、そして葉桜に取って代わる時まで、あれやこれや何かと心配事の種は尽きない、人生のはかなさを嘆くのではなく、逆に、死があるからこそ、人生は、価値があるのだ、と説いている。「古今集」に収められている有名な文章の一節である。と、このような意味らしい。

 ■先日、10数年ぶりに、親戚の、若い、女性二人に誘われ近辺では、一番人気店の、「蕎麦、焼き鳥」の店で楽しいひと時を過ごさせてもらった。
私も、つい飲むほどに酔うほどに、寡黙を誓って行ったはずが饒舌になった。
親戚の女性も、賢い人と見え、長い間語り合う事ができた。
親子の差ほどなのに、若返る事が出来有意義な時間であった。

帰宅して、撮影したデジカメの顔をつくずく眺め、これからも会えるだろうかと、不確実性の不安に駆られた。翌朝愚息から電話が入り、インドに転勤だという。しかも、イスラムテロのあった、ムンバイ市だという。リスクを逃げていては、男の階段は上れないであろう。
兼好は貴族を捨て、仏界に遁世したが、我々凡人は、逃げる場所さえないようだ。
風雪厳しき北国の春に「ものの哀れ」をひしひしと感じた事でした。

    
 「両脇に美しき花、右左、借金で回らぬ首のひまわりか」
                              鷹虎

                        
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小泉元総理の、投げ槍節!?

      
 
      



 





 眠れる王の獅子狗かと
  無力な、茶番のかすれ声何を94-94
  49-49するな三十六計逃げるに如かず
    あれなんじゃいな、やれとことんやれ



  所詮家庭の内輪もめ
  犬も笑って雪遊び信長、光秀
 どちらなの?ともに死ぬのは嫌じゃいな
     あれなんじゃいな、やれとことんやれ 
      

     
    変でも、乱でもなんでもない 
 富士の山ほど持ち上げて 見上げる眺めは美しい 
変でも、乱でもなんでもない、只々呆れる「偏ならん」
     あれなんじゃいな、やれとことんやれ 

      


      
       
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雪祭り



寂しい侘しいミニ雪祭りではなく、大通りの雪像です。
今年は、観光客が少ないのかなという印象を受けました。

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新札幌ミニ雪まつり

tomikawaonnsenn 200 tomikawaonnsenn 201
tomikawaonnsenn 198 tomikawaonnsenn 194
サッポロは、今が、雪祭りの真っ盛りだ。ホテルもこの時期だけは、満員だ。経済効果満点というわけだ。ただそれは、メーン会場の周辺商店街だけだという声が多かった。そこで、各区の町内で、「ミニ雪祭り」を行うようになッた経緯がある。私は、地元礼賛主義者で大通りの会場には、ここ10数年行ったことがない。たまたま今日元介護士〔派遣]の友人に誘われ、地元の、厚別冬祭りに行ってみた・
生憎の猛吹雪で、来場者もまばらで、彫刻家の原田ミドーさんのデザインした厚別イヴェント・キャラクターの、「ピカットくん」も(上から2番目)私が、雪を振り払い撮影したくらいだ。主催者の暗い顔を見ながら、飲食会場で甘酒を飲み、侘しい思いで友人の車中で「国と地方」と同じだなーと苦笑しながら、帰宅した。関係者の気持ちを思うと、飲みなおす羽目と相成った次第でした。
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プロフィール

荒野鷹虎

Author:荒野鷹虎
何時までも心は若者でありたい!。
(男性)道産子、AB型

熱烈な阪神ファン。
囲碁・将棋の大フアン、スポーツ大好き、
太宰治に傾倒、自らも人間失格を自称、クラシックも好き、気の多い多趣味な、多酒味男、政治の腐敗に喝!

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