弱者よ小さな意地をもて

 小学生の頃国語の先生がよく偉人伝を聞かせてくれた。「手まり上人」の「良寛」と
「頓知話」の「一休」さんの話が今でも記憶に残っている。
 両上人とも[純真な心と一生懸命]を教えていると言うのだ。この教えを忘れないようにと。
■朝ごみを投げに行くとき、近所の子供に「おじさんお早う」「勉強してうんと遊んで来いよ」
「はいっ」と。朝から清々しい気持ちになる。子供はみな純真なものだ。
■先ごろ18才の少年が駅構内で無差別殺傷と言う痛ましい事件があった、[誰でも良いから殺して刑務所にゆきたかった」と述べている。
父親の話によると貧乏で大学にゆけず社会に反感を持ったのだろうかと

確かに世の中、偽善と悪徳が蔓延り腹立たしい事はある。
かといって全て社会のせいにするのは、短絡な現実逃避で、殺人まで犯すとは論外な卑怯な行為である。
今置かれた自分の境遇を素直に認識する事が大事だと思う。
大学に執着する自体狭い心だ。学問はどの世界でも出きる。中学しか行かなくとも立派に成功している人もいるのだ。
世の中勉強の種は何処にでも転がっていることを知るべきだ。大学でなくとも一生かけて、勉強はできるのだ。
 ■又小学六年生が、卒業式で先生の言う事を聞かずに、説教され自宅のマンション空飛び降り自殺した事件があった。説教が余程悔しかったのだろうか、何故「純真な心で意見」を訴えなかったのか残念だ。死を持って抗議する前に命がけで、自分の意見を突きつければ、あるいは、両親、先生も負けたかも知れぬのだ。弱い者こそ逃げずに小さな「意地」を持って壁に立ち向かう「命がけ」なひたむきさを持って欲しい。現実逃避をしているうちは弱いものは負けるしかないことを知って欲しい.
沢山の弱い人のためにも。

■野球開幕戦で巨人にエースと4番打者を奪われたヤクルトが6-2で見事巨人のスター最強軍団に勝利した。投手の「石川雅規」は[巨人をやっつけたい。何としても勝ちたかった」とコメントした。
これこそ「意地」である。命がけの勝利である。

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交響曲第97番[苦難版)「ベートーヴェン」

 「第一楽章」
 1770年フランス革命の真っ只中,貴族の衰退が始まる
ライン河畔のボンで音楽一家の家に生を受ける
厳格な飲んだくれの父、中耳炎のワイン中毒の母
母を失い、失業の父,家族を育てる苦境と重圧
「ダ・ダ・ダ・ダーン」脳裏に雷鳴の響き

「第二楽章」
 芸術への強い不屈な意志が襲い掛かる艱難を克服
17才でウィーンに出て天才「モーツアルト」に学ぶ
モーツアルトは「今に世界を騒がす者になろう」と予言する
ハイドンを知り作曲家への道を進む、洋々と高揚の時代
「好事魔多し」貴族の邸宅で「月光」に浮かぶ湖上で恋人に別れを告げる
「ダ・ダ・ダ・ダーン」 
恋多き男は次々と失恋。耳疾との競走、心の平安をかき乱す
遂に「ハイリゲンシュタット」の遺書を書き自殺を考える
「英雄」はウィーンまで押し寄せる共和制の世界が来る
これで人に頼まれて書かなくとも良い、自由に書けるのだ
ただ「英雄」にも裏切られ、苦悩は深まる

 「第三楽章」
 「ダ・ダ・ダ・ダーン」の響きは「熱情」を燃やし「運命はかく扉をたたく」
戦闘だ,気魄が「運命」の波に凱歌を揚げる力強い行進のリズム勝利を謳う
耳疾が悪化ウィーン郊外の「田園」を彷徨い自然の営みを心象で表現するという
かねて古典に抵抗していた音楽の革命に成功する
身長160cm色浅黒く身なりのよくない男として警察に拘束され
「俺は、ベートーヴェンだ」と名乗り釈放された  頑固な矜持


 「第四楽章」
尊敬するゲーテと詩人、思想家のシラーに傾注していた
完全に聴力を失い生地ボンにいた時からの念願シラーの「歓喜に呼す」を題材に
した革命的な「合唱付き」を完成する、虐待、焦慮、怒り不満を魂の光で美しい詩情
をかもし出す、絶望の緊張は歓喜の頌歌へと「ああ友よ,この調べにはあらず、我らより快く、より歓美に溢れたる調べをうたわずや」
マルチン・ルターは「音楽は神より賜ったもので、人間の贈り物ではない音楽によって人間はあらゆる怒り、汚れ、不遜、そのほかの罪を忘れる事ができる。」と。

追悼

死期を察して司祭から終油の秘蹟を受けると
一転俄かに雷鳴とどろき稲妻の光が白く輝く中に、
じっと睨みこぶしを揚げ「諸君よ、喝采よ、喜劇はおわった」ウイーンの街の一隅で静かに閉じる  「ダ・ダ・ダ・ダーン」



追記
97番は架空の曲です、ベートーヴェンの「苦難」を9 -7に語呂合わせしました
尚、幻の第10番は未完成ですが発見されています。
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孫子の兵法と福田政権

 先日ある新聞紙が世論調査に来た。[抽出されたと言う]主に政治に関することが多い。福田政権の事だ。反体制派の私は、すべてにXをつけた。3日後に結果の掲載紙が送付されてきた。
案の定、福田政権の支持率は、33%で殆ど末期症状だ。
■総理としての「政治姿勢、経済政策に期待できない」が76%に達している。自ら国を憂いて立候補
せず周りから進められて総理になった人だ。何か情熱を感ぜず冷めた言葉が多いと思う。
■甲斐の信玄の「風林火山」は余りにも有名だが、実は「風林火山陰雷」だったが語呂が悪いのか四文字になった。(知りがたきこと陰の如く、動くこと雷の震うが如し]が抜けているのだ。紀元前の兵家の書「孫子の兵法」を学んだような書である。
■今は戦国時代ではないから今の政治にそっくり当てはめるわけには行かない。
しかし家康は幼少の時から人質生活で忍耐と人の和を学び、じっと戦機を待って天下を制覇したのである。これ「孫子の兵法」を実践したからだと思う。しかも「死地」に自らで向いている。
■福田さんは二つの兵法に反し、戦うでもなく、裏をかくでもなく、人の心をはぐらかす逃げの姿勢だと言われても仕方ない。命がけな直向きさに欠ける。今のねじれ国会では、百戦百勝は無理なことだ。
実は孫子の教えは「人と人の和、臨機応変な素早い処置能力」を示唆しているのだ。  


[古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」芭蕉 
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春分の日に当たり

 最近バスに乗って[女性]の美しさに目を奪われる。セーラー服に見惚れ[俺も将軍様か、秀吉になりたいなー]と思い慌てて窓外に目を移す。男と言うものは何時になっても[煩悩」が消えないものだ。
■今日は彼岸の中日だ(17日ー23日]この季節は太陽が真西に没し水平線の彼方の岸に極楽浄土と言う真実の理想郷(悟りの世界)があるところから今は亡きご先祖の徳を偲び自己反省をする日だ。
 キリストは悔い改めたものが昇天するといい、仏教では死ななくても悟れるものは彼岸に往けると教えている。日ごろ読経している仏教経典を彼岸と言うことで熟読してみた。
 ■「三心」「三毒」と言う言葉に目が留まった。「三心」とは喜心[感謝の心]、老心「親切な心」、
大心「ゆたかな心」を言い、「三毒」は「一切の煩悩の根本なり」と。


「貧毒」とは、自分の欲望に執着するエゴイズムであり、「瞋毒」とは、自分の意にそぐわぬと、直ぐ怒りが顔や目にでる事で、「痴毒」とは、貧毒と一緒に起こるもの。自分の損になることには、[俺には関係ない)との逃げること。この三つの心の病が、一切の心を惑わせ身を悩ます原因だ。とある

この「三心」「三毒」にきずき「三毒」を捨てて「三心」を堅持するための心の修業が大切だと言う。言うは易いが中々大変な事だと思った。■論語にも「良い友達をもて」と言う言葉がある。今流に言えばというのだ、「剛直な人、誠意のある人、誠実をとうす人、良く勉強して博識な人を友とすれば益がある」自分もそのように努力すべきである。「類は類を呼び」世の中がよくなると思う。
 ■我々凡人は、そのひとつでも会得して、世の為、人の為に為るべく努力する以外ない。
ゴールまで「諦めずに」せいぜい先祖の供養に努めなければ為らないと思った。

  「友を選ばば書を読みて、六分の侠気、四分の熱」鉄幹
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野良猫のその後

飼い猫となったが
世の規律の為再び家をでる事になった
最後の晩餐ではないのだから
つらっかったが「サヨナラ」をいわずに家をでた

厳寒の雪原を手足を震わせ
当ても無く歩いた
振り返ると梅の花が散らばっていた
置手紙とした


突然、春の嵐、気がついたら雲の上にいた
風の流れに任せ世界を巡った
何か地上が良く見えない
赤い炎、黒雲に遮られているのだ


何処からともなく、悲しい呻き声
砲弾の炸裂の音に消されそうだ
大国は何故よわい者を虐めるのだろうか
神から権利を授かったのか

観音菩薩の化身と言われている国までも
なんと人間の愚かしさよ
猫は慙愧に耐えず神仏に「天罰」をと祈った
天は怒り給い豪雹を降らせた

猫は溜まらず雲から落下した
地上に「平和の楽園」が訪れるまで雲の上で暮らそうと思っていたが
猫も「天罰」に触れたのか心の襞に「菩薩の国へ逝かねば」と刻み込まれた
人間様、飼い主様よ「サヨーナラ」ありがとう、有難う。

                             作  冬目融石 〈鷹虎)      

「見渡せば花も紅葉もなかりけり、浦の苫屋の秋の夕暮れ」「藤原定家」

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囲碁・将棋の大フアン、スポーツ大好き、
太宰治に傾倒、自らも人間失格を自称、クラシックも好き、気の多い多趣味な、多酒味男、政治の腐敗に喝!

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